40代SEが転職する前に考えたこと

5年前にSEに転職しました。転職したのはちょうど40歳になった頃です。40歳の年齢でSEとしての転職は一般的にかなりきついかもしれませんが、転職エージェントの支援で、希望したネットワーク系のIT企業に移ることができました。

元々は通信機器のメーカーのSEしていたのですが、その時は営業という肩書も持っており、2足わらじの仕事でした。転職したいと思ったのは、SEではありながら勤務していた会社の製品を中心としたシステム設計が中心で限界を感じていたからです。

限界というのは、自分の力量の限界もあったのですが、取引先との打合せをしていると、システム開発において、どうしてもメーカーに縛られないニュートラルな立場で、システム設計をしなければならない場面が多々あったからです。最近でこそ、ソリューションという考え方で、1つの製品、1つのメーカーに拘らないシステム構築が普通に行われることが多くなっていますが、私が勤めていた会社では、そのような考え方が受け入れられなかったのです。まずは自社の通信機器を中心にしたシステム開発が優先されてきました。確かにメーカーなので、自社野製品を優先的に活用することが販売拡大の手法でもあったので、当然の考え方と言ってしまえば、それまでのことです。しかし、取引先の課題を明確に抽出して、それを解決させるためのシステムを設計する段階で、どうしても自社の製品ではスペックが合わないことが明白でした。

そのような環境が何年も続いたために、メーカー色のない独立系のIT系企業に転職することを考え始めたのです。転職に当たっては、エージェントのスタッフの方に何度も自分の希望をヒアリングしてもらい、どのようなIT系企業で働きたいかを理解してもらったりつもりです。

そのおかげで、現在の会社に転職できました。しかし、そのめには前の会社に在籍している時から、自分のスキルが通用しそうな業界を冷静に分析するが必要でした。転職する年齢がSEとしては、かなり遅いという不安感もあったからです。分析と同時に並行して、それまでの経験や実績も棚卸しして、リスト化しました。

これらの棚卸し結果が自分の進みたい業界で通用するかどうかを見極めるためでした。その結果、転職が必ずしも成功するかという確証を得たわけではなかったのですが、少なくとも自分のやりたい方向性は明確にすることができました。SEの転職は若ければ若い程、有利になると思うのですが、それでも自分の歩んで来た道を振り返り、見つめ直す時間を作ることは大事だと思います。

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