独学で言語を習得しステップアップ転職

PHPプログラマーとして就職してから3年ほど経った23歳の時に転職しました。私は男性です。転職を考えるようになったきっかけと転職して感じたメリット、デメリットについて、実際に転職を体験したエンジニアとして感じたことを書かせていただきます。

まず、転職を考え出したきっかけについて。当時PHPができるプログラマーは大量にいて、言い方は悪いですがいくらでも「替えが利く」人材と言われていました。自分としてはしっかりとプログラミングの基礎を学び、単に動けばいいだけのコードではなく、保守性・セキュリティに配慮したコーディングをしていたつもりで、それは職場の同僚や先輩などにも評価されていました。しかし、大きな会社でしたので会社の人事からはなかなか評価されるにまでには至らず、常にモヤモヤとした気持ちを抱えながら仕事をしていました。自分なりに考えて工夫をして良い仕事をしても評価されるに至らない。

こういう気持ちは同じエンジニアさんなら分かってもらえると思います。そこで、もっと小さな会社なら自分の仕事をもっとよく見て評価してもらえるのではないか、と期待して転職を考えるようになりました。しかし、当時PHPを使った案件を抱える企業で自分をさらに評価してくれるような会社を探すのはなかなか難しかったです。

そこで、他の言語を習得することで自分のスキルアップはもちろんのこと、その言語の将来性・成長性に乗っかることで自分のキャリア充実に繋げようと考え、PHP以外のプログラミング言語を独学で勉強することにしました。Ruby/Railsを選んだわけについてです。当時のweb開発はPHP全盛でしたが、徐々にRuby on Railsが人気を博してシェア成長率が高まっていました。また、RubyはPHPほどエンジニアの数がいなかったために、転職市場でも需要が高いという話を聞いたのもRubyを選んだ理由の一つです。替えの利くPHPエンジニアから、替えの利かないRuby/Railsエンジニアへステップアップするべく、独学で1年間猛勉強しました。そして転職について。新しくRubyを勉強しはじめて1年経った頃に転職サイトに登録し、本格的に転職活動をはじめました。

すぐに何件かの企業より声をかけて頂き、実際に面接までしてもらいました。その中で3社より是非うちに来て欲しいと言って頂き、自分をより細かく評価してくれそうなベンチャー企業へと転職を決意しました。Rubyでの実務経験が無いことは正直に伝えましたが、PHPでやってきた今までの自分の仕事に自信があり、それをRuby/Railsでも必ず継続できると熱意を持って伝えた点がよかったのかなと思います。転職後について。実際に転職してみての私はどうだったかというと、小さな企業でしたが、その分エンジニアとしての能力をきちんと評価してくれて、以前勤めていた企業のように「替えの利く駒」のような扱いはされなくなり、仕事に対して充実感をもって望めるようになりました。

ベンチャー企業として規模が徐々に大きくなるにつれて、自分が任される仕事の重要度も比例して大きくなりました。収入的には転職直後は前職とさほど変わりませんでしたが、毎年きちんと人事評価で年収が上がっていきました。私は単に転職先に恵まれただけかもしれませんが、転職前に色んな会社を自分で吟味してその中からちゃんとした会社を選んだという自負もあります。

転職とは会社に頭を下げて雇ってもらうだけではなく、自分から会社を選ぶという気持ちが必要ではないでしょうか。最後に、転職を考える方へ。職場を変えるというのは、思った以上に大変な経験でした。人間関係、仕事の仕方、生活のリズム、全てが変わるわけですから、何となくの思いつきで転職するのはおすすめできません。今の仕事に不満があり、そして自分の持っている能力ならばもっといい条件で仕事ができるという確信を持ったITエンジニアだけが転職を考えて欲しいなぁと強く思います。

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