文系出身でもSEになれる3つのコツとは

もともと文系出身の私は、小売店で店長職をやっていました。ところがある時、尊敬する人に「理系の仕事をしてみないか」と声をかけられ、二つ返事でシステムエンジニア(SE)に転職しました。

文系職から理系職へのシフトに当初は大きなギャップを感じましたが、どう乗り越えたかを3つ観点から記します。1つ目、知識のギャップについて。SEに転身してからというもの、SQLやらプロシジャ、デグレード等はじめて聞く言葉ばかりでした。単語の意味をインターネットで調べてもあまりピンときません。横文字の説明が横文字で書かれていたりするからです。だから、語源までさかのぼって感覚をつかむようにしました。

例えば、「トランザクションがコミットできなければロールバックする」というのも「取引が委任できなければ巻き戻す」という具合に。これでも完全な意味は把握できませんが、思考停止に陥るという事態だけは避けることができました。

2つ目、スキルのギャップについて。SQLがわからないくらいなので、プログラミングなんてほとんどできません。それどころか、ExcelのマクロやVBAだって分かりません。そんな私でもプログラミング・スキルが身につけられるようになったのは、お手本をコピーしまくったからです。それは上司や同僚が書いたプログラムや書籍に書かれた記述を読んだり、真似てみたりしたことが大きいです。プログラムの一部を変えてみて結果が変われば、その関数はこういう意味なのか、というのが経験的に理解できます。これは机上だけでは身につかないスキルでした。

3つ目、考え方のギャップについて。何よりいちばん驚いたのは、まわりのメンバーの考え方がとにかく論理的ということでした。今まで直感や精神論でごまかしてきた私にとっては衝撃的だったのです。何をやるにしてもまっとうな理由が求められたし、再発防止策だって単に「気をつけます」では許されず、失敗しないための仕組みづくりまで考えさせられました。これはいくらロジカル・シンキングだけを勉強しても一朝一夕にはクリアできません。日々意識して経験していくしかないでしょう。

最初は厳しいですが、結果的にプライベートで何らかの判断をせまられたとき等にも役立ったりしますよ。まとめとしては、どのような仕事も最終的には「習うより慣れろ」です。SEになるために事前に勉強するよりも、実際に現場に飛び込んでしまってから、実務に必要な知識・スキル・考え方というのを肌で吸収していくのが良いでしょう。

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